ハーディング効果とは?「馬鹿」にならないための意識改革【行動経済学】

「馬鹿」という言葉の由来を知っていますか?

もとは「鹿を指して馬と為す」からきた言葉で、ただの鹿をみんなが「馬だ」といいはればそれが馬に思えてくる、といったことからきた言葉です。

このように、群衆が言った言葉に翻弄され、本当の答えが分からなくなることがあります。

本記事では、そのような「ハーディング効果」について解説していきます。

ハーディング効果とは?

ハーディング効果(herding-effect)とは、他の人と同じ行動を取りたいという心理のことをいいます。

たとえば、

・行列が出来ていたから並んでみたい

・みんなA社の株を買っていたから自分も買う

等々・・・。

流されやすい人はわかると思いますが、人間は誰しもハーディング効果を受けて生活をしています。

「非合理的な」行動を生み出す

ハーディング効果は時に非合理な行動を生み出します。

事象に対して「合理的な行動を取る」ことより、「周りの人と同じ」行動を選択します。

人間は「少数」の正しさよりも「多数」の安心感を選んでしまうということです。

自己ハーディング

ハーディング効果との類義語で、自己ハーディングというものがあります。

自己ハーディングは、過去の自分の行動を正当化しようとし、それが正しいと思い込むことです。

行動→正当化→同じ行動→習慣化

というサイクルを踏むことで、正しい正解が見えなくなってしまいます。

「馬鹿」の由来

現代では、人を罵る言葉に「馬鹿」という言葉があります。

『史記(秦始皇本紀)』の故事「鹿をさして馬となす」からときた言葉といわれています。(諸説あり)

これは、秦の趙高が二世皇帝に、鹿を「馬である」と言いはりました。

周りの人たちはは趙高の権勢を恐れて「馬です」と答えました。

このとき、もし「鹿」と答えた者は暗殺されたようです。

こうして、鹿であるものを周りの全員が「馬だ」と答えたことにより、二世皇帝は混乱に陥りました。

補足

このあと、二世皇帝は「いやいや、やっぱりこれは馬だ。何を言っているんだ。」といったことにより、頭のいかれた人にしたてあげられ、暗殺されたそうな。。。

ハーディング効果を防ぐには

ハーディング効果を防ぐことは容易ではありません。

なぜなら、私たちは常に集団の中で生きているからです。

もちろん、誰とも会話せず、山奥で完全に自立した人間はできるかもしれませんが、少なくともこの記事を見ている人たちは、「インターネット」という世界最大の集団に生きています。

SNSなどでは、特に注意が必要で、ハーディング効果は強く現れます。

気を付けるべきは、

主体的に物事を見つめなおしてみる

ことです。

必ず自分で考えてみて、本当に正しいのか、合理的なのかを考えてみることをおすすめします。

参考文献

行動経済学入門(https://so1maeda.muragon.com/entry/11.html

ハーディング効果とは?集団の判断にだまされるな【行動経済学】(https://yuji-hirano.com/herding-effect/

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