バブル崩壊はなぜ起こる?人間の「不合理な行動」とは?驚きの群衆心理がそこに!

世界では「バブル崩壊」が繰り返されています。

なぜ、「バブル崩壊」が発生するのでしょうか?

その答えは人間の心理状態にあるかもしれません。

ここでは、人間の心理状態から「バブル崩壊」を考えていきたいと思います。

これを知れば、バブル崩壊に備えることができるかもしれません。

新古典派経済学

新古典派経済学というのを聞いたことはありますか?

新古典派経済学は、「ホモ・エコノミクス」を前提として成り立っています。

つまりは、「自己利益の最大化のため、常に最適行動を選択し、ミスすることなく、どこまでも合理的に行動する人間」のことです。

どこまでも合理的に行動する人間ばかりが集まればこの世の中は好景気に恵まれ、犯罪も起きない住みやすい街となるでしょう。

しかし、現実はどうでしょうか?

世の中は不況になることもあります。犯罪だっておきます。

最近では「あおり運転」なども話題になってますが、人間は他者からは理解ができない「不合理な行動」をとるものです。

新古典派経済学の前提である「ホモ・エコノミクス」はすでに崩れてしまっています。

新古典派経済学(しんこてんはけいざいがく、Neoclassical economics)とは、経済学における学派の一つ。近年盛んになった新しい古典派ニュー・クラシカル)との区別からネオクラシカルと呼ぶこともある。

もともとはイギリスの古典派経済学の伝統を重視したアルフレッド・マーシャルの経済学(ケンブリッジ学派)を指すとされたが、広義にはオーストリア学派(ウィーン学派)、ローザンヌ学派(数理学派)、ケンブリッジ学派の三学派を指す場合もあり[1]、さらにイギリスのジェボンズフランシス・イシドロ・エッジワースジョン・ベイツ・クラークによるアメリカで隆盛したアメリカ経済学やクヌート・ヴィクセルスウェーデン学派を含める場合もある[1]。現在では一般に限界革命以降の限界理論と市場均衡分析をとりいれた経済学をさす。数理分析を発展させたのが特徴であり、代表的なものにレオン・ワルラス一般均衡理論新古典派成長理論などがある。

新古典派においては一般に、経済を経済主体最適化行動と需給均衡の枠組みで捉え、パレートの意味での効率性によって規範的な評価を行う。(引用:Wikipedia)

人間の不合理を説明する行動経済学

当サイトでもたびたび登場する「行動経済学」。

行動経済学は、人間の不合理な行動を「理論的に(心理学的に)」説明してくれます。

近年では行動経済学の研究が盛んにおこなわれており、人間の行動を分析する・心理学的に証明するうえで大切な分野です。

行動経済学では、バブルの発生メカニズムを以下のように説明します。

ハーディング効果

ハーディング効果とは、周囲と同じ行動を取ることで安心感を得ようとする心理状態のことを言います。

たとえば、「タピオカが流行っているから私も飲みたい」、「Switchをみんな持っているから私も持ちたい」などといった一般的な群集心理はハーディング効果と言えるでしょう。

「自分の意思」とは関係なく、周りの状態によって自分の心理状態は変化していきます。

代表性バイアス

代表性バイアスとは、印象的だった出来事に引きずられてしまう思い込みのことを言います。

自分の中で強く印象に残ったものをずるずると引きずってしまうことは人間だれしもあることです。

引きずった結果、不合理な行動を生み出してしまうのです。

自信過剰バイアス

自信過剰バイアスとは、自分の知識・経験・能力がなまじあるせいで、意見に偏りが出ることを言います。

これは、生活のうえでも気を付けたいことです。

人間はある一定の知識や経験、能力をもつと自信過剰に陥り、自分の実力を過信します。

その結果、意見に偏りが出ることが多く、一方向しかみえなくなり、他の意見に反発してしまいます。

みなさんの周りにも必ずこういった人間はいると思いまう。

余談ですが、こうした人間は心理学的にはあまり関わらないことをおすすめしますよ^^(詳しくは言いませんが・・・)

現状維持バイアス

現状維持バイアスとは、難しい選択をするくらいなら、現状維持を求める心理状態のことをいいます。

「会社を退職して独立したほうが儲かる」ことを分かっていてもできない人がたくさんいます。

この人たちは「現状維持バイアス」がかかっているのでしょう。

どうしても人間は「維持すること」よりも「変化すること」のほうが大掛かりに思えてしまうのです。

プロスペクト理論

プロスペクト理論とは、人は利益よりも損失を嫌うという理論のことをいいます。

人は1万円もらう喜びよりも、1万円失う痛みのほうを大きく感じてしまうものです。

この理論については詳しく説明していますので以下の記事をご覧ください。

プロスペクト理論とは?行動経済学・心理学からみる投資術

2019年8月23日

損失回避バイアス

損失回避バイアスとは、 利益よりも損失を嫌う心理から、判断に生じる偏りのことを言います。

プロスペクト理論によって、損失を嫌うことにより結果として利益を逃すことが多々あります。

「損失を回避する」ことは人間だれしも無意識にやっていることです。

言い換えれば「無意識に利益を逃している可能性がある」ということであり、かなり怖い理論です。

勝者の呪い

すごい言葉ですが、これも専門用語のひとつです。

勝者の呪いとは、オークションにおいて構造的に生じる現象のことを言います。

バブルの根本的な原因といえるでしょう。

Aさんが1万円の値をつけた、だから私は1万5000円の値を付ける。

Bさんが2万円の値をつけた、だから私は2万5000円の値を付けた。

こうして勝ち得た結果、本来1万円の価値だったものが「勝利する」という心理にとらわれた結果2万5000円まで膨れ上がりました。

「勝利」を目の前にすると人間は価値を見失います。

これがバブルの根本的な理由です。

フレーミング効果

フレーミング効果とは、表現次第で相手の印象を変えられる効果のことを言います。

マスコミや政府までも多用する危険な技になります。

印象操作」などともいいますね。

たいして安くもないのに、まるで安いかのように論じたりするCM、よくありますね。

「印象操作」にはくれぐれも注意をする必要があります。

バブルとバブル崩壊に備えよ

以上の心理状態は、人間である以上必ず起こり得ます。

大切なのは「ホモ・エコノミクスに近い投資家」を目指すことと、バブルとバブル崩壊に備えることです。

世界各国では必ずバブルとバブル崩壊はまた起こります。

人間は学ぶ生き物ですが、心理には勝てません。

備えることが大切になります。

日本でも現在は「就職バブル」などと言われますが、バブルが起これば崩壊も必ず起きます。

そのときの社会に備える必要があるでしょう。

参考文献

購買行動モデルからマーケティングを学べ!時代変化に対応した9つのモデルまとめ

2019年8月29日

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